一昨年(2023年)の8月から始まったフィンランドワーホリ。
フィンランドにワーキングホリデーに行くにあたって、現地に到着後何をしないといけないの?
と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、フィンランドワーホリ経験者のKiviが、到着後の現地手続きについて徹底的に解説し、そのお悩みを解決します!
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フィンランドワーホリに関する質問やご相談など一つ一つ丁寧にお答えできればと思います☺️
はじめに
まず初めに、この記事はフィンランドへワーキングホリデービザで渡航する人を対象としたものです。
他の種類のビザ(例えば:学生ビザ、就労ビザ)の場合は、到着後に必要な現地での手続きが異なります。その場合は、各自で確認するようにしてください!
フィンランド到着後に必要な手続きの流れ
まず初めに、フィンランド到着後に現地で必要な手続きの流れについてを時系列順に説明します。
①住民登録をする
②IDカード(Henkilökortti)の申請
③仕事探し
④(仕事が決まったら)銀行口座の開設
④(仕事が決まったら)タックスカードの申請
大まかに現地で必要な手続きはこのような流れです。
④をするのに①が必要だったりするので、この順番通りにやっていくことをお勧めします!
それでは、一つずつ確認していきましょう!
フィンランド到着後の現地手続きについて
①住民登録をする
フィンランドに住む始める際に、DVV(Digital and population data services agency:フィンランドデジタル住民登録センター) に住民登録をする必要があります。
まずはこれを登録しないと、他の手続きは出来ず何も始まりません!
住民登録の手続きはオフィスに足を運んで申請を行う必要があります。
I. 登録に行く前に予約を取るべき?
DVVへの住所登録には、事前に予約を取って登録をする方法と、予約なしで訪問し登録する方法の2つがあります。
事前に予約を取ることで、待つことなくスムーズに手続きを行うことができます。しかし、事前に予約を取る場合、時期によっては先の予約まで埋まっている可能性もあります。
もし登録の手続きを行いたい日時に、予約が取れなかった場合は、予約なしで手続きを行うこともできます。予約なしでも、整理券をもらい、番号が呼ばれるまで待てば住民登録ができます。
予約なしで且つ待ちたくないという人は、オフィスの開店時間に合わせて訪問することをお勧めします。
下記から、住民登録の出来るDVVオフィスの場所と店舗ごとの営業時間を確認できます!
→店舗の場所と営業時間を確認
Ⅱ. 登録に必要なもの
登録に必要なものは以下2点のみです。
・パスポート
・在留許可カード
この2点は忘れず持っていきましょう!
Ⅲ. 登録時に注意する点
住民登録を行うにあたって、自分の個人情報を登録していきます。個人情報といっても、名前、生年月日、性別、配偶者の有無などの基本的なものがほとんどです。
しかし、住民登録をしていく中で、疑問に思うポイントが出てくると思います。それが、住民区分です。
住民区分は2種類あって、①Temporary Address、②Permanent Address の2種類です。
Temporary Address | 滞在予定が1年未満 | フィンランドの人口情報システムに自分の情報が登録されるが、「自治体の住民」としては認められません |
Permanent Address | 滞在予定が1年以上 | 自治体が提供する様々なサービスを利用することもできる |
ワーホリビザは最長1年の滞在が可能とされています。つまり、最長の1年間滞在することを仮定すると、1年以上の滞在が対象のPermanent Addressで申請ができます。もし仮に、実際に滞在する期間が1年以下であっても、ワーホリビザ自体は1年以上滞在に含まれます。
Temporary Addressでは、受けれないサービスがPermanent Addressでは利用できるのでPermanent Addressで申請するようにしましょう!
登録されたら登録完了のお知らせとともに、フィンランド個人登録番号 (henkilötunnus) が 数週間ほどでメールで送られてきます。
-追記-
ワーキングホリデービザで、Permanent Adressでの申請を受け付けていないケースもあるみたいです。DVVの職員によって対応が違うみたいです。この点に関して、現在DVVに問い合わせ中です。
もし、Permanent Adressで登録が不可能だった場合、Temporary Adressでも問題なくワーホリ生活を送れます(実際、私もTemporary Addressで登録してしまっています。)
Temporary Addressで住民登録をしてしまった人に向けた今後の現地手続きについて詳しく解説した、別記事を掲示しております!
②IDカード(Henkilökortti)の申請
IDカード(Henkilökortti)は、日本で言う身分証明書のようなもの。銀行口座開設には、このIDカードが必要になります。そのため、警察署に行って、IDカード作成の手続きをしましょう!
ここでも詳しく説明をしていきますが、最新の情報は警察署のサイトでチェックするようにしましょう!
*また、先ほどの住民登録において、Temporary Addressで申請した場合、IDカードを作成することはできません。
Ⅰ. 作成にあたって必要なもの
作成にあたって必要なものは、以下の4点です。
・パスポート
・在留カード
・フィンランドの個人識別番号 (住民登録完了時に受け取れます)
・指定の証明写真
最後にある、指定の証明写真について次の節で詳しく説明します。
Ⅱ. 必要な書類:指定の証明写真とは?
IDカード作成にあたって、必要な書類の1つにある”指定の証明写真”について、ここで詳しく説明していきます。
基本的に、警察署が指定した写真館で証明写真の撮影をすると、写真館は撮影した証明写真を直接警察に送ってくれます。また、自身の携帯にも、撮影した証明写真のコードがメールもしくはSMSで送られてきます。
警察署でのIDカード作成時に、受け取ったコードを提示することで、証明写真の提出ができます。
▶指定の写真館はどこにあるのか?
指定の写真館は、警察署が掲示しているウェブサイトから見ることができます!
指定の写真館は、フォトスタジオとフォトブースのタイプがあります。フォトブースの方がコスト(12€前後)が抑えられて、営業時間の自由度が高い印象なので、フォトブースでの撮影をお勧めします。
フォトブースとは、日本で言う証明写真機のこと。都心だと、モールや駅などでよく見かけます。
指定されたフォトスタジオやフォトブースは、比較的色んなところに設置されています。
事前に、警察署の指定リストを見てから、撮影しに行くようにしましょう!
Ⅲ. 警察署への訪問予約はできる?
結論から言うと、警察署へ訪問予約は可能です!
警察署のIDカード申請のサイトからは、フィンランドの銀行口座を使用した電子身分証明が行える人のみ、予約が可能になっています。つまり、銀行口座を開いていない状態ではサイトからは予約できません。
しかし、すでにどこの警察署に訪問しIDカードの申請するか決まっている場合は、その警察署に電話又はメールで直接連絡をし、予約を取ることができます。
先ほどの住民登録と同様に、時期によっては予約が先まで埋まっていて、思うような日時で予約を取れない場合があります。その場合は、予約なしでも当日警察署に行って、整理券をもらい待てば、IDカードの申請ができます!
予約なしの場合、数時間待たされることがよくあります。予約なしで行く場合は、営業時間開始に合わせて行くことをおすすめします!
近くの警察署の営業時間、連絡先は下記のリンクから確認できます!
→https://poliisi.fi/en/contact-information
Ⅳ. IDカードの申請時と申請後
IDカード申請は、58ユーロかかります。現金、クレジットカードのどちらも対応していると思います!
申請完了後、IDカードの作成には数日~1カ月ほど時間がかかります(時期によって異なります)。
IDカードの作成が完了すると、連絡がきます。
受け取りは、申請した警察署へ行き、受付で在留許可カードを見せると、IDカードを受け取ることができます。
これで、IDカードの作成はおしまい!お疲れ様です!
③仕事探し
フィンランド到着後現地で必要な手続き3つ目は、仕事探しです。
仕事探しについて、別で詳しくまとめた記事があります!そちらを読んでいただけると嬉しいです。
④銀行口座の開設
フィンランド到着後現地で必要な手続き4つ目は、銀行口座の開設の手続きです!
銀行口座の開設の手続きには、雇用契約書が必要です。
雇用契約書は、仕事先が決まるともらうことができるので、仕事探しを終えてから銀行口座開設の手続きを行いましょう!
フィンランドでメジャーな銀行会社や、銀行口座の開設の手続きの方法については、長くなってしまうため、別記事にて詳しく解説します!そちらをお読みください!
⑤タックスカードの申請
フィンランドで仕事をしてお給料をもらう場合、フィンランドに納税する義務があるため、タックスカードが必要になります。
タックスカードはフィンランド語でVerokorttiと言います。
Ⅰ. 申請に必要なもの
タックスカードの申請に必要なものは、以下の3点です。
・在留カード
・パスポート
・雇用契約書
必要な書類の1つである、雇用契約書について説明します。
雇用契約書とは、雇用が決まった時に仕事先が作ってくれる契約書です。
仕事が決まったら、すぐに仕事先に雇用契約書を作ってもらうように、お願いしましょう!
Ⅱ. 申請の流れ
ここでは、タックスカードの申請の流れについて説明します。
1.近くのタックスオフィス(税務署)に行く
2.タックスカード申請の書類用紙を記入
3.整理券をもらって順番が来るのを待つ
4.タックスオフィスの人に申請用紙の提出+身分確認
5.当日に自分のタックスナンバーと税率が書かれた書類の受け取り
タックスカードの申請の流れはざっとこんな感じです!
▶1.最寄りのタックスオフィスに行く
タックスオフィスがどこにあるかは、下記の税務署の公式サイトから確認できます。
→https://www.vero.fi/en/About-us/contact-us/local-tax-offices/
▶2.タックスカード申請の書類用紙を記入
タックスカードの申請用紙は、当日税務署でもらい記入することもできますが、事前に用意することも可能です。
下記に申請用紙のpdfを添付しています。
→申請用紙をダウンロードする
▶3.整理券をもらって順番が来るのを待つ
タックスカードの申請方法について、予約なしでの申請と予約ありでの申請の両方が可能です。
なしの場合、並ぶので、時間に余裕がない場合は、予約してから行くことをお勧めします。
予約は電話でできます。申請をしに行く税務署の電話番号は下記のサイトからチェックできます。
→https://www.vero.fi/en/About-us/contact-us/local-tax-offices/
▶4.タックスオフィスの人に申請用紙の提出+身分確認
申請の項目の中に、年間の収入見込みを記入する欄があります。
収入見込みは予測程度で大丈夫です。提出した収入見込みをオーバーした場合、税務署にオーバーしたことを伝えれば、何の問題もありません。
▶5.当日に自分のタックスナンバーと税率が書かれた書類の受け取り
当日中に、タックスナンバーと税率が書かれた書類を受け取ることができます。
後に、仕事先にタックスナンバーを伝えれるように、丁寧に保管しておきましょう!
これで全ての手続き完了!!!お疲れ様です!
現地で必要な手続き:まとめ
今回は”フィンランド到着後現地で必要な手続き”について解説しました。
フィンランド到着後早々、新しい環境で色んな手続きを行わないといけなくて大変ですが、この手続きを終えれば、あとは楽です!
フィンランドワーホリのビザ申請方法は↓こちらの記事をご覧ください🇫🇮
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