みなさんこんにちは!FIN naviを運営しているKiviです。
今回は、フィンランドでの銀行口座の開き方について詳しく解説していきます!
現地でアルバイトをしたり、家賃の支払いをしたりするのにフィンランドの銀行口座は必要になります。
なのでなるべく早めに作りたいところですが、銀行口座を開設するにはいくつかのステップを正しく踏んでいかなければいけません。
一つずつゆっくり確認していきましょう!
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フィンランドワーホリに関する質問やご相談など一つ一つ丁寧にお答えできればと思います☺️
フィンランドの4つの大手銀行
まずはじめに、フィンランドの大手銀行といえばこれ!という4つの銀行を簡単に紹介していきます。
フィンランドでは、
Ⅰ. OP Bank (Osuuspankki)
Ⅱ. Nordea
Ⅲ. Danske Bank
Ⅳ. S Pankki
ほとんどの人がこの4つのどれかで口座を開設します。
簡単に一つずつ見ていきましょう。
Ⅰ. OP Bank(Osuuspankki)
1つ目は、OP Bank(Osuuspankki)です。
オレンジがイメージカラーのOP Bank (Osuuspankki)は、4つの大手銀行の中で最も歴史が古い銀行でかつフィンランド最大手の銀行会社です。
英語に完全対応していて、フィンランド国内に多く支店を持っていることが特徴です。
この記事を書いている私も、この会社で銀行口座を開設しました!
Ⅱ. Nordea
2つ目は、Nordea銀行。
北欧諸国で大手な銀行はNordeaです。北欧諸国に限らず、世界各国に支店を持つ国際的な銀行。
Nordea銀行も、英語に完全対応しており、フィンランド国内に90近くの多くの支店を持っています。
フィンランドの人は必ずと言っていいほど、OP Bank もしくはNordea Bankのどちらかの口座を持ってます!この2つの銀行会社はフィンランドで2大勢力と言われている銀行です。
Ⅲ. Danske Bank
3つ目は、Danske Bankです。
Danske Bankは、デンマーク生まれのデンマーク最大の銀行。北欧諸国を中心に世界13カ国で店舗を展開しています。
上2つ(OP Financial GroupとNordea)よりは、フィンランドでの普及率は低いですが、フィンランドで有名な銀行会社の一つです。
フィンランド国内に支店は15店舗持ち、ある程度大きい都市には支店があります(田舎にはありません)。こちらも、英語対応しています。
Ⅳ. S Pankki
4つ目は、S Pankkiです。
Sグループ(Prisma、S Market、Sokos デパート、Sokosホテルなど…)の小売大手企業が運営する小規模な銀行。
手数料が安いことや、Sグループが運営するスーパーやホテルでの利用でポイントを貯めることができます。そのため、フィンランドで使ってる人を多く見かけます。Sグループのお店を高頻度で利用する人にお勧めします。
しかし、英語には対応しておらず、フィンランド語もしくはスウェーデン語のみでの対応です。
選び方
以上がフィンランドの大手銀行4つになります。
正直、どれを選んでも問題ないと思います!
フィンランドの銀行は日本の銀行と違って月単位で口座管理費、カード利用費、ネットバンキング利用費が徴収されます。
それぞれの銀行によって月額は変わってくるので、なるべく費用を抑えたい人は一番安いのを選ぶのも手かもしれません!
多くのフィンランド人が使っているのは、OP Bank (Osuuspankki)もしくはNordeaのいずれか2つです。
全くわからない!って人は、これのどちらかにすれば問題ないと思います!
ちなみに筆者の私は、フィンランドのどの街に飛ばされても支店がありそうな、OP Bank (Osuuspankki)を選びました!
OP Bank(Osuuspankki)の口座開設の流れ
さて、それではいよいよOP Bank (Osuuspankki)の口座開設について解説していきます!
まずは全体の流れを把握しましょう。
時系列で並べるとこんな感じ。
①必要なものを準備
②オンラインフォームを送信
③銀行側から電話が来る
④予約時間に銀行を訪問
⑤インターネットバンキング利用希望を伝える(Permanent Addressの場合)
⑥口座開設完了後:ログインとカード受け取り
それでは一つずつ確認していきましょう!
銀行口座開設について
①必要なものを準備
OP銀行の口座開設の手順1つ目は、必要なものの準備です。
以下が、OP銀行での口座開設にあたって必要なものリストです。
・パスポート
・在留カード
・フィンランドの電話番号
・フィンランドの個人識別番号
・雇用契約書
・IDカード(ある場合のみ、なくても大丈夫)
▶フィンランドの個人識別番号
個人識別番号とは、フィンランド語でHenkilötunnusと言います。フィンランドの個人識別番号は、生年月日と性別に基づいて形成される 11 文字の数字です。
通常、住民登録をし(Temporary Address/Permanent Address どちらの登録であっても)、住民登録が完了した際に、個人識別番号を取得することができます。
そのため、銀行口座開設には住民登録を終えていることが必須になります。
▶雇用契約書
雇用契約書とは、雇用が決まった時に仕事先が作ってくれる契約書です。
仕事が決まったら、すぐに仕事先に雇用契約書を作ってもらうように、お願いしましょう!
▶IDカード(henkilökortti)
住民登録をPermanent Addressで行えている場合、手元にIDカード(henkilökortti)があると思います。
IDカードがあると、ネットバンキング発行をすることができます。
住民登録をTemporary Addressでしている場合は、IDカードの発行が出来ないので、その場合は銀行口座開設に必要ありません。
住民登録におけるPermanent AddressとTemporary Addressの違いについては、別の記事にて解説しております。
②オンラインフォームを送信
OP銀行の口座開設の手順2つ目は、オンラインフォームの送信です。
OP銀行の公式サイトが、口座を開設したい人のためのフォームがあります。
上記のリンクから必要事項を入力すると、OP銀行にフォームを送ることができます。
③銀行側から電話が来る
OP銀行での口座開設3つ目の手順は、銀行側から電話が来るです。
手順②のフォームを送った数日後に、OP銀行側から電話がかかってきます。電話が受け取れなかった場合、SMSでも連絡が来ると思います。
電話では、住んでいる場所から最寄りのOP銀行の窓口予約をセッティングしてくれます。
OP銀行へ訪問する日時が決まると、当日の持ち物も伝えてくれます。
訪問時に持っていくべきもの
銀行側が電話で当日の持ち物を伝えてくれます。それに加え、念のために、訪問時に以下のものを持っていくことをお勧めします。
・パスポート
・在留カード
・個人識別番号
・雇用契約書
・IDカード(持っている場合のみ)
④ 予約時間に銀行を訪問
OP銀行口座開設の4つ目の手順は、予約時間に銀行を訪問。
電話でアポを取った時間に合わせて、OP銀行に店舗に行きます。銀行によっても異なりますが、窓口の人に予約をしている旨を伝えると、担当者が来て個別の部屋に通してくれます。
銀行側から聞かれることとしては、以下のことが挙げられます(銀行によって異なる可能性があります)
・本人確認書類の提示
・プランの選択
・銀行側から質問
プランの選択
銀行口座開設にあたって、カードの発行希望について聞かれます。働いたお給料が口座に入った時に、そのお金を使うには、カードが必要になるので発行することをお勧めします。
カードは、デビットカードもしくはクレジットカードいずれかを選ぶことができます。
私が発行した時は銀行側から、クレジットカードの発行は数カ月要する為、すぐにお金を使い始めたい場合はデビットカードを選ぶことをお勧めされました。
冒頭でもお伝えした通り、フィンランドの銀行では日本の銀行とは違って、月額の口座維持費やカード利用費がかかるんです。
ざっと銀行口座とデビットカードを持った場合に、以下が月にかかるお金です(年齢やプランによって異なります)。
項目 | OP Debit |
---|---|
口座管理費 | 2.5€/月 |
デビットカード利用費 | 2.75€/月 |
ATMから引き出し手数料 | 月4回以内無料、5回以上毎回0.6€ |
インターネットバンキング費 | 3€/月 |
口座管理費とデビットカード利用で約5ユーロ、それに加えネットバンキングを利用する場合は、月8€かかるイメージです。
月にかかる額は、年齢やプランによって異なるので、銀行側にしっかりと確認するようにしましょう!
銀行側からの質問
これに関しても、銀行側からされる質問は人によっても異なると思います。ここでは、私の経験をもとに、銀行からされた質問について説明します。
・月々にどれくらいのお金の動きがあるのか(収入源や給料の推定額について)
・口座の有効期間はどれくらいがいいか(私はビザの期間に合わせました)
・海外への送金の有無
人によっては聞かれる質問が異なると思います。分からないことや不明な点があれば、すぐに質問しましょう!
⑤インターネットバンキングの利用希望を伝える(Permanent Addressの場合)
OP銀行口座開設の5つ目の手順は、インターネットバンキングの設定です。
インターネットバンキングの設定には、IDカード(henkilökortti)が必要です。IDカードは、住民登録の住民区分でPermanent Addressで登録した人のみ発行することができます。
Temporary Addressで登録した場合には、IDカードの発行はできません。詳しくは以下の記事にて解説しています。
銀行訪問時に担当者にネットバンキング利用希望を伝えよう!
インターネットバンキングを利用したい場合は、OP銀行訪問時に、その旨を担当者に伝えましょう!
・ネットバンキングサービスの利用希望
・電子本人認証の有効化
以上2点を伝えると、担当者の方が理解して紐づけてくれると思います。
⑥口座開設完了後:ログインとカード受け取り
銀行で口座開設の手続きを終えると、担当者の方から契約書と自分のユーザーネーム・パスワードが書かれた紙をもらいます。
銀行からもらったユーザーネーム・パスワードで、自分の口座状況を確認することができるようになります。
口座情報を確認するログイン方法について、ログイン先が、ネットバンキングの利用の有無で異なるため、分けて説明をしていきます。
ネットバンキングの利用なしの場合
ネットバンキングの利用なしの場合、口座開設時に契約書と自分のユーザーネーム・パスワードが書かれた紙に加え、Key Code Listsの紙をもらいます。
ネットバンキングの利用なしの場合は、「OP Bank Saavuttetava」というサイトから、自分の口座残高や明細の確認、送金をすることができます。
口座開設時にもらった自分のユーザーネーム・パスワードを入れる
上記の写真のように、画面に番号が表示されます。口座開設時にもらったKey Code Listの紙から、画面に表示された番号を探します。そして、その番号に対応する4桁の番号を入力します。
自分の口座残高や明細の確認、送金をすることができます。
ネットバンキング利用ありの場合
ネットバンキング利用ありの場合、2つの方法でのログインが可能になります。
▶1つ目:OP-Mobile アプリ
1つ目は、OP-Mobile というOP銀行のアプリを使ってログインする方法です。
もらったユーザーネームとパスワードを使ってアプリにログインすると、口座の残高、明細、カード情報、送金をアプリで一括して管理できるようになります。
▶2つ目:OP銀行の公式ウェブページから
2つ目は、OP銀行の公式サイトにログインをする方法です。
上記のような画面からログインすると、アプリと同様、口座の残高、明細、カード情報、送金をアプリで一括して管理できるようになります
カードの受け取り
カードの受け取りは当日することはできません。
受け取りの方法は、口座開設をした店舗での受け取り、もしくは郵送があります。こちらについては、担当の方と相談して決めることができると思います。
いずれにしても、カードが手元に渡るのは口座開設後1~2週間はかかります。
これで銀行口座開設に必要な手続きは全て終了です!ここまでお疲れさまでした!
まとめ
今回は”フィンランド銀行口座開設方法 OP Bank編”について解説しました。
慣れない環境の中で、複雑な銀行口座の手続きをしていくのは大変だと思います。
フィンランドで銀行口座を開設して、初めてフィンランドでの給料を受け取ったときの感動はとても大きいです!
この記事は少しでも皆さんのお役にたてれば嬉しいです!
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